北朝鮮が巡航ミサイル数発を発射した(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮が巡航ミサイル数発を発射した(資料写真)=(聯合ニュース)
◇北朝鮮 巡航ミサイル数発を発射

 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮が22日午前9時ごろ、東部の咸鏡南道・宣徳付近から朝鮮半島東の東海に向けて巡航ミサイル数発を発射した。ミサイルは海上に落下したもようだ。合同参謀本部は「北のミサイル発射の兆候を事前に捕捉し、備えていた」とし、韓米情報当局がミサイルの種類などについて詳細な分析を進めていると説明。韓米連合防衛体制の下、「いかなる挑発にも圧倒的に対応できる能力と態勢を維持している」と強調した。北朝鮮のミサイル発射が伝えられるのは今月8日の短距離弾道ミサイル発射以来14日ぶり。

◇大統領候補の支持率 李在明氏46%・金文洙氏32%・李俊錫氏10%

 世論調査会社4社が発表した合同調査結果によると、大統領選(6月3日投開票)候補の支持率は革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表が46%、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の与党だった保守系政党「国民の力」の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官が32%、保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)国会議員が10%だった。李在明氏の支持率は前週から3ポイント下落し、金文洙氏と李俊錫氏はそれぞれ5ポイント、3ポイント上昇した。

◇「第3の候補」李俊錫氏 「支持率上昇中、一本化はない」

 大統領選で「第3の候補」として注目を集める改革新党の公認候補、李俊錫氏は22日、信頼度の高い世論調査で自身の支持率が10%台になり、今後も支持率の上昇は加速するとの見方を示したうえで、「国民の力」候補の金文洙氏との一本化はないとの立場を改めて表明した。李氏は保守系候補一本化について、「一本化に関する質問はもうしなくていい。意味がない」と述べ、これまでと同様に「一本化はない」との立場を強調した。

◇選管委が「不正選挙映画」に遺憾 「陰謀論あおる」 

 中央選挙管理委員会は、尹錫悦政権で与党「国民の力」が惨敗した昨年4月の総選挙などで不正疑惑があったと主張するドキュメンタリー映画について、疑惑の大部分は既に選管委が説明済みか、裁判所の判決により解決された内容だとして「否定的かつ刺激的な映像で不正選挙の陰謀論をあおっており、深い憂慮と遺憾を表明する」との立場を示した。選管委は「全ての選挙過程に政党・候補者の参観者または政党が推薦する選管委員が参加しており、公正性と保安性を確保する制度的装置が適用されている」とし、「その過程は透明に公開されているため、不正が介入する余地は全くない」と強調した。


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