仲邑菫四段と許皓鋐九段(写真:韓国棋院)
仲邑菫四段と許皓鋐九段(写真:韓国棋院)
21日、キョンギド(京畿道)クァンジュ(広州)市のコンジアム(昆池岩)リゾートで開催された第30回LG杯朝鮮日報棋王戦のベスト16で、一力遼九段がキム・ボムソ六段を制し、4年ぶりにLG杯ベスト8入りを果たした。仲邑菫四段は最も強力な優勝候補である中華台北の許皓鋐九段と6時間42分の死闘の末に破れた。 井山裕太九段はカン・ドンユン九段に敗北した。

 パク・ジョンファン九段が世界ランキング1位のシン・ジンソ九段を相手に17連敗の末、執念の1勝を収めた。2022年7月以来、2年10カ月ぶりに中押し勝ちで「シン・ジンソ恐怖症」を克服した。この日の対局は序盤からパク・ジョンファン九段が主導権を握った後、最後まで一度の逆転機会も許さない完勝だった。

 パク・ジョンファン九段とともにビョン・サンイル、カン・ドンユン、シン・ミンジュン、ソル・ヒョンジュン、アン・グクヒョン九段も8強進出に成功した。ディフェンディングチャンピオンのビョン・サンイル九段は中華台北の周俊勳九段に中押し勝ちして一番先に勝利を申告し、シン・ミンジュン九段は張栩九段を抑えて8強に合流した。

 対局後に行われた対戦抽選の結果、パク・ジョンファン九段は8強でビョン・サンイル九段と対戦する。カン・ドンユン九段とシン・ミンジュン九段が4強行きを争い、アン・グクヒョン9段と一力遼九段が8強で対決を繰り広げる。対戦相手との戦績はそれぞれパク・ジョンファン九段が18勝9敗、シン・ミンジュン九段が13勝7敗、アン・グクヒョン九段が1勝でリードしている。

 抽選後、パク・ジョンファン九段は「引き続き強い相手たちに会うのが、期間がたくさん残っているのでしっかりと準備する」とし「きょうは大きな期待せず気楽にしておいたが運がついてきた。シン・ジンソ九段に勝って進んだだけに、責任感を感じて頑張りたい」と語った。

 8強は8月4日に開催され、続いて6日には4強を通じて30回目の大会の決勝進出者を決める。

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