仁川市内で街頭演説する李在明氏=21日、仁川(聯合ニュース)
仁川市内で街頭演説する李在明氏=21日、仁川(聯合ニュース)
◇李在明氏 尹前大統領の不正選挙主張に「理解できない」

 革新系最大野党「共に民主党」の大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)氏は21日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が不正選挙をテーマにしたドキュメンタリー映画の試写会に出席したことについて、遊説先で記者団に「その選挙システムで本人が選挙に勝ったのではないか」として、「これを不正選挙と言ったらどうなるのか。理解できない」と批判した。李氏は2022年の大統領選で尹氏に僅差で敗れた。6月3日投開票の大統領選を約2週間後に控える中、不正選挙をテーマにした映画を鑑賞した尹氏の意図に注目が集まっている。尹氏は大統領だった昨年12月に「非常戒厳」を宣言した理由の一つとして、不正選挙疑惑を挙げていた。 

◇金文洙氏「不正選挙の一掃に最善尽くす」

 大統領選の保守系政党「国民の力」公認候補、金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官は、尹錫悦前大統領が不正選挙をテーマにしたドキュメンタリー映画の試写会に出席したことに関連し、報道陣から尹氏の試写会出席が選挙にどのような影響があると考えるかと問われ、「どのような映画か分からないが、不正選挙疑惑を完全に一掃できるよう最善を尽くして努力する」と述べた。また「韓国の選挙は公正にならなければならない」として「誰かが不正選挙疑惑を提起すれば選挙管理委員会が説明する努力を続けなければならない」と強調した。

◇韓国と日本の4空港に専用レーン設置 入国審査時間短縮

 韓国と日本政府は国交正常化60年を記念し、両国の計4空港に相手国民向けの専用入国審査レーンを6月の1カ月間設置する。韓国の法務部と外交部が21日、発表した。韓国では金浦空港と金海空港、日本では福岡空港と羽田空港第3ターミナルで、相手国民の入国審査にかかる時間を短縮するための専用レーンを設ける。

◇「PA看護師」制度が来月施行 骨髄検査など可能に

 来月21日に看護法が施行され、これまで医師にしか認められなかった医療行為が「PA(フィジシャン・アシスタント)看護師」と呼ばれる一定の要件を満たした看護師もできるようになる。保健福祉部が21日に公開したPA看護師が代行できる医療行為のリストによると、腰の骨に針を刺し、骨の中にある骨髄組織をとる骨髄検査や、診断書の原案の作成などが可能になる。リストの発表により、PA看護師の制度化に反対していた医師側の激しい反発が予想される。


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