江原特別自治道サッカー協会のスポーツ公正委員会は孫氏とコーチに対し、出場停止3カ月の処分を決めた。ヘッドコーチに対しては6カ月の出場停止処分を下した。委員会は「暴力行為が偶発的に発生した場合、その他これに準じる軽微な場合に該当する」と判断した。
これに対し、被害を受けた児童の弁護士は「虐待行為が繰り返されたため、偶発的ではない」として再審を請求した。孫氏ら3人も懲戒処分を不服として再審を求めた。
孫氏らは児童選手を身体的、精神的に虐待したとして昨年10月、児童虐待の罪で罰金300万ウォン(約31万円)の略式命令と40時間の児童虐待治療プログラムの受講を命じられた。
被害児童側によると、昨年3月、沖縄でのトレーニング中にコーチから太ももをコーナーキックのポールで殴られ、全治2週間のけがを負った。孫氏からも試合や練習中にミスをしたとして暴言を浴びせられたという。このほか、所属選手の宿舎で別のコーチから尻やふくらはぎを複数回殴られ、髪を引っ張られたり頭を殴られたりしたという。
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