東京都港区の在日本大韓民国民団(民団)韓国中央会館に設置された投票所=20日、東京(聯合ニュース)
東京都港区の在日本大韓民国民団(民団)韓国中央会館に設置された投票所=20日、東京(聯合ニュース)
【東京、北京聯合ニュース】6月3日投開票の韓国大統領選の在外投票が20日、各国で始まった。

 中央選挙管理委員会によると、在外投票は25日までで、118カ国・地域の223カ所の投票所で実施される。

 日本では19カ所に投票所が設置され、在日本大韓民国民団(民団)韓国中央会館(東京都港区)に設置された投票所にはこの日午前から在日韓国人を含む有権者が投票に訪れた。

 午前9時ごろに投票所を訪れた20代の在外国民は、「投票は国民の権利だと思う」とし、「海外で投票権を行使できることにも感謝し、初日に来た」と話した。

 別の在外国民も日本で投票するのは初めてとし、「投票を通じて韓国がより良い国になってほしいという個人的な思いがある」と話した。

 朴チョル熙(パク・チョルヒ)駐日大使は投票後、記者団に対し、韓国が発展するうえで有権者が1票を行使することは非常に重要だとし、「忙しくても、多くの人が投票所を訪れてほしい」と呼び掛けた。また「韓日関係が画期的に改善されたが、これが維持、発展するよう次期大統領が努力してくれることを願う」と話した。

 在日韓国大使館によると、日本で暮らす韓国人のうち、選挙権を持つ18歳以上の人は昨年6月時点で約41万1000人。このうち約3万8000人が投票に必要な登録を行った。東京のほか横浜、大阪、神戸、札幌、仙台、福岡などにも投票所が設置された。 

 中国では北京、広州、上海、瀋陽、西安、武漢、成都、青島、香港、大連の計10カ所に投票所が設置され、北京の在中韓国大使館ではこの日午前だけで約250人が投票した。


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