「始興凶器殺人」中国系チャ・チョルナム容疑者、「3000万ウォン返してくれなかった」と供述=韓国
「始興凶器殺人」中国系チャ・チョルナム容疑者、「3000万ウォン返してくれなかった」と供述=韓国
キョンギ(京畿)シフン(始興)市で2人を殺害し2人を負傷させた後に逃走し逮捕された中国系のチャ・チョルナム容疑者は警察の調査で、「12年前の債務3000万ウォン(約310万円)を返してもらえず犯行に及んだ」と陳述した。

20日警察によると、19日午後7時24分ごろに逮捕されたチャ容疑者は始興警察署に押送され、20日午前5時まで犯行動機などの調査を受けた。

チャ容疑者は親しくしていた中国系の50代のAさん兄弟に2013年から数回にわたり約3000万ウォンを貸したが、Aさん兄弟がこれを返さなかったため犯行を計画したと陳述した。

チャ容疑者は17日午後4時ごろ、「酒を一杯飲もう」とAさんを始興市チョンワン(正往)洞の自宅に呼び、あらかじめ準備した鈍器で殺害した。

また、午後5時ごろAさんの弟Bさんの自宅に行き、Bさんも鈍器で殺害したと把握された。

チャ容疑者の居住地とAさん兄弟の居住地は直線距離で約200メートル離れている。

中国国籍のチャ容疑者は2012年に韓国滞在ビザ(F4)で入国した後、今回事件が発生した正往洞の居住地に住み続け、Aさん兄弟とは義兄弟のように親しくしていたことが調べで分かった。

チャ容疑者は特別な仕事に就いておらず、時々日雇いの仕事をしながら過去に外国で稼いだ蓄えで生活してきたと伝えられた。

チャ容疑者はAさん兄弟の遺体をそれぞれの犯行場所に放置した状態で19日午前9時34分ごろ、居住地付近にある普段から訪れているコンビニの店主Cさん(60代・女性)を凶器で刺して逃走した。

また、同日午後1時21分ごろ、犯行が発生したコンビニから約1.3キロメートル離れた体育公園で自身が住む家の持ち主である70代の男性Dさんを凶器で刺した。

チャ容疑者は警察の調査で2人に対する犯行は計画したものではなく偶発的なものだったと陳述したと伝えられた。

Cさんの場合は「自分に悪口を言ったから」、Dさんについては「自分を無視したから」と犯行動機を陳述した。

CさんとDさんは現在、重患者室で治療を受けているという。

警察は20日、チャ容疑者に対し殺人などの容疑で拘束令状を申請する方針だ。
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