韓国企業が欧州進出を積極化、米国市場の不透明性拡大を受け=韓国
韓国企業が欧州進出を積極化、米国市場の不透明性拡大を受け=韓国
電線大手LS電線の子会社LSエコエナジーが、英国に高電圧直流送電(HDVC)海底ケーブル工場の建設を進めている。LSエコエナジーは英国のグローバル・コネクト・グループと、合弁会社のLSエコ・アドバンスト・ケーブルを設立した。投資規模は約1兆6300億ウォン(約1698億3263万円)。

LS電線は米国にも約1兆ウォン(約1041億9180万円)を投資し、海底ケーブル工場を建設しているが、関税の引き上げなど対外的な要因による負担が考えられる。同社のク・ボンギュ代表は「当初は、英国工場の多くが欧州に供給されるだろう」と話し、米国より欧州市場を優先とする計画を示している。

二次電池素材企業エコプロ傘下で正極材素材を手がけるエコプロBMは、ハンガリーで正極材工場を建設中だ。2026年1~3月期の本格稼働を予定する。一方で米国市場は成長性が不透明なことから、カナダへの投資速度は調整するとしている。

建設機械会社の斗山ボブキャットは2024年、北米市場での売り上げが全体の75%に達した。しかし1~3月期は米国で景気停滞への懸念が広がるなどして、営業利益が38.6%減少した。このためパク・ジョンウォン会長が「欧州市場は当社の成長を支える第二の市場」と述べるなど、欧州に目線を向けている。
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