消防当局によると、火災が発生した建物ではタイヤ原料の生ゴムと化学薬品を混ぜる工程を行う。ゴムを予熱する装備から原因不明の火花が出て火災が発生した。従業員らが初期消火にあたったが、火は隣の建物に燃え広がった。消防隊員はほかの建物に燃え広がらないように消火活動を行っている。
鎮火までは数日かかるとみられる。火災が発生した建物には生ゴム20トンなど可燃性を持つものが保管されており、燃え尽きた後に鎮火が可能になるという。
光州工場は便宜上、西側と南側に分けられる。17日午後7時現在、サッカー場の約5面分に相当する西側工場の約75%が燃えた。
クムホタイヤの生産は鎮火作業が完了するまで全面中止となる。
同工場は1日平均3万3000個のタイヤを生産してきた。同社全体の生産量の58%にあたる。
同社は昨年、売上高が会社設立以来、最高を記録。今年はそれをさらに上回る目標を掲げたが、今回の火災で支障が出るのは避けられないとみられる。
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