16日、法曹界によると、先月11日、ソウル高等裁判所第13民事部は、ソウル市カンナム(江南)のある皮膚科がアオリ相手に起こした損害賠償請求訴訟の控訴審で、1審と同様に原告の請求を棄却した。
病院側は上告するなどの異議申し立てをせず、この判決は確定した。
2021年、アオリはSNSやユーチューブなどを通じて「注射を受けた後、全身にあざができた」として、あざの写真を投稿していた。
アオリは、病院長ではなく病院長の娘が施術中に止血を手伝った事実や、返金に関する病院側の消極的な対応、施術前の説明とは異なる施術時間などについても問題を提起した。
これに対し病院側は「虚偽の事実を流布され、病院に損害が生じた」として民事訴訟を提起した。しかし裁判所は、病院側が虚偽の発言だと主張した11の主張について「虚偽の事実を記載したとは言い難い」と判断した。
裁判部は「施術同意書には、あざに関する説明が不十分であり、病院側が該当の注射を”健康注射”として宣伝していた状況」とし、「アオリの表現は虚偽の事実ではない」と述べた。
また「施術当時、病院長の娘が施術室に入り止血に関する補助業務を行ったのは事実であり、病院長の娘は医師や看護師などの医療関係者ではなく”カウンセラー職員”だった」とし、「これに対して不適切さを指摘したアオリの発言は、虚偽の事実とは言えない」と判断した。
さらに「投稿には、該当病院の名称や関係者の個人情報、病院の商号、所在地、施術の名称が明記されていなかった」とし、「医療行為に対する一般的な説明と見られ、特定の施術に関する説明とは見なし難い」と結論づけた。
この件に関して病院側が行った名誉毀損の刑事告訴も、不起訴処分となった。
しかし、当時アオリの元夫だったソ・ジュウォンは、病院側に対し「話をそらすな、バカ野郎。お前みたいな医者が韓国に存在するなんて驚きだ」といった侮辱的な発言をし、200万ウォン(約20万円)の賠償判決を受けた。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 78