アジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易担当相会合が開かれた済州島で協議した安氏(右)とグリア氏(産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
アジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易担当相会合が開かれた済州島で協議した安氏(右)とグリア氏(産業通商資源部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【西帰浦、世宗聯合ニュース】韓国産業通商資源部によると、安徳根(アン・ドクグン)同部長官は16日、南部・済州島で米通商代表部(USTR)のグリア代表と協議し、来週米国で貿易均衡、非関税措置などの6分野を中心に本格的な協議に入ることで合意した。

 安氏は会談後、記者団に対し、第2回技術協議を来週開催することで合意したと明らかにした。産業通商資源部と関係官庁からなる代表団が訪米し、貿易均衡、非関税措置、経済安全保障、デジタル貿易、原産地、商業的考慮の6分野を中心に米政府と本格的な協議を実施する。

 韓米は先月24日に米ワシントンで財務・通商担当相による「2プラス2」の通商協議を開き、米国の相互関税の猶予期間が終わる7月8日までを交渉期限と定め、包括的合意を目指すことで合意していた。

 今月1日にはワシントンで局長級当局者による第1回技術協議を開いた。来週の第2回協議では米国が韓国に具体的な要求を提示するなど交渉が本格化するとの見方が出ている。

 安氏はグリア氏に対し、相互関税と品目別関税をともに免除するよう求める韓国政府の立場を伝えたと説明した。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40