14日、南部・巨済市で遊説を行う李在明氏を警護する警察官が特殊な双眼鏡で周囲の様子を確認している=(聯合ニュース)
14日、南部・巨済市で遊説を行う李在明氏を警護する警察官が特殊な双眼鏡で周囲の様子を確認している=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国警察庁は16日、6月3日投開票の大統領選の候補者に対するインターネット上での脅迫について9件の通報を受け付けたと発表した。

 このうち8件は最大野党「共に民主党」候補の李在明(イ・ジェミョン)氏に対する脅迫で、1件は検察に送致され、7件は立件前の調査または捜査が進められている。

 保守系野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)氏に対する脅迫も1件あった。

 警察庁は「テロの可能性に備え、警護体制を強化している」とし、「大統領選候補に対する狙撃や暗殺の試みをはじめとするテロの通報、情報提供、捜査依頼があれば迅速に綿密な捜査を行い、事前に防いで安全で公正な選挙にする」と強調した。

 これに先立ち、共に民主党は李在明氏を狙ったテロの情報提供が相次いでいるとし、李氏に対する警護の強化を求めた。

 また、15日午後には李俊錫氏の殺害予告がネット掲示板に投稿された。

 警察はテロの可能性に備え、狙撃用銃器の監視装備、警察特攻隊、爆発物探知犬、電波探知機などを現場に投入している。

 遊説会場付近の建物やその屋上、主な移動経路にも警察官を集中的に配置している。  


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