同社によると同工場は、敷地面積6万1000平方メートルを誇る、世界最大クラスのポリイソプレン(天然ゴム)ラテックス工場となる。主要な取引先の工場が集中している東南アジアに位置し、製品供給の面でも優位性を持つ。マレーシアにある研究施設との相乗効果創出も見込めると期待されている。
カリフレックスはジュロン島の工場に、従来よりも環境に優しい生産システム「ダイレクトコネクト」を導入した。これにより原材料の運送や再加工といった過程を省略し工程間を直結する方式で生産することで二酸化炭素(CO2)の排出量を減らし、製造の効率性を最大化する。
DLケミカルは2020年、6200億ウォン(約649億1096万円)でカリフレックスを買収した。カリフレックスは陰イオン触媒を使った合成ゴムやラテックスを製造しており、手術用手袋用のポリイソプレンメーカーとしては最大手となる。
DLケミカルの関係者は「シンガポールは主要な取引先の拠点と近く、金融や物流の中心地ととなる主要拠点」と述べた。
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