情報提供者のAさんは15日、JTBC「事件班長」を通じ同日午前3時ごろ、ソウル・カンブク(江北)区の道にある衣類回収箱から生後1週間の子犬3匹を救助したと明らかにした。
Aさんは、「ペットの犬と散歩中に鳴き声が聞こえた」とし、「子犬の鳴き声だと思い周囲を見ると、衣類回収箱から聞こえてきた」と話した。
当時、回収箱の内部を見たAさんはもぞもぞと動く黒い袋を発見した。子犬の鳴き声だと直感したAさんは動物保護管理センターなどに連絡を取ったものの、早朝だったため連絡がつかなかった。
結局、Aさんは直接子犬を救助した。衣類回収箱をゆっくりと横に倒し、衣類の中から袋を取り出し、袋を開くと3匹の子犬が入っていた。目もまだ開いていない子犬の中の1匹はすでに死んでおり動かない状態だった。
その後、Aさんは動物虐待行為に対し警察の捜査を依頼した。Aさんは、「幸いにも衣類回収箱を映すCCTV(防犯カメラ)があった。すぐに警察とともにCCTVを確認する予定」と話した。
Aさんは生きていた2匹の子犬を自宅に連れて帰り、体温を保てるよう布団をかけてあげ、注射器でミルクをあげるなど臨時的に保護している。今後、動物保護センターに預ける予定だが、2週間の間に引き取り手が決まらなければ安楽死させられる状況だ。
Aさんは、「保護センターに預ければ長くいることはできないだろう。安楽死されるかもしれない状況で心配」と明かした。
一方、韓国の動物保護法には正当な事由なく動物に不必要に身体的苦痛やストレスを与える行為、飢えや疾病などに適切な措置を取らず放置する行為、遺棄などを動物虐待と定義している。
また、動物保護法第46条に基づき動物を死に至らせる行為は3年以下の懲役、または3000万ウォン(約310万円)以下の罰金に処され、動物に傷害を負わせたり疾病を誘発させるなどの虐待行為は2年以下の懲役または2000万ウォン(約200万円)以下の罰金が付加される。
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