グリア氏は韓国南部・済州島で16日まで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易担当相会合に出席するため訪韓した。先月24日に米ワシントンで行われた韓米の財務・通商担当相による「2プラス2」の通商協議から約3週間で訪韓したグリア氏との協議で、韓米間の通商交渉が進展するか注目される。
通商当局によると、鄭氏とグリア氏の協議は15日午後7時半ごろから行われる。
16日にはグリア氏と安徳根(アン・ドクグン)産業通商資源部長官が協議を行う予定だ。これに先立ち通商政策局長と通商交渉本部長がそれぞれグリア氏と議題を調整するもようだ。
韓米通商当局は2プラス2の協議以降、関税・非関税、経済安全保障、投資協力、通貨政策など多様な分野で実務協議を進めている。
韓国側は米国に造船などの産業協力策を提示し、これに応じて米国が韓国製品に課すとしている25%の相互関税を免除・例外措置とするよう求めている。
また、グリア氏は16日、韓国造船大手のHD現代重工業、ハンファオーシャンの社長と非公開で面会し、軍艦や商船の建造とメンテナンス・修理・整備(MRO)を含む韓米造船業協力策を議論する予定だ。
一方、鄭氏はこの日午前、APEC貿易担当相会合に出席するため済州を訪れた中国商務省の李成鋼・国際貿易交渉代表と面会し、韓中自由貿易協定(FTA)サービス・投資交渉など両国間の通商・経済協力策について議論した。
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