Temuのサイト(資料写真)=(聯合ニュース)
Temuのサイト(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の個人情報保護委員会は15日、中国電子商取引(EC)サイトのTemu(テム)に対し、韓国の利用者に伝えずに海外の事業者に個人情報を提供したとして個人情報保護法違反で課徴金約13億6000万ウォン(1億4220万円)を科すとともに、個人情報保護管理システムの改善勧告を行うことを決めたと発表した。

 個人情報保護委は昨年4月、TemuやアリエクスプレスなどのECサイトの調査に着手した。

 アリは昨年7月、個人情報の国外移転違反で課徴金19億7800万ウォンを科されたが、Temuは課徴金の算定基準となる売上高を提出せず、処分が遅れた。

 個人情報保護委は会見で「Temuが調査に協力的でなく、(課徴金処分で)加重処罰した」と説明した。

 調査の結果、Temuは商品配送のために韓国、中国、シンガポール、日本などの多数の事業者に個人情報の処理や保管を委託したが、これを個人情報の取り扱い方針に明記せず、利用者に伝えなかったことが分かった。


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