着工式の様子(現代自動車提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
着工式の様子(現代自動車提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車は15日、サウジアラビアのキング・サルマン自動車産業団地で14日(現地時間)に中東地域初の生産拠点となる現代自動車サウジ生産法人(HMMME)工場の着工式を行ったと発表した。

 キング・サルマン自動車産業団地はサウジアラビアの自動車産業発展を目標に、キング・アブドラ経済都市(KAEC)に新たに造成された。

 HMMMEは現代自動車が30%、サウジ政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が70%の株式を保有する合弁生産法人。2026年10~12月期の稼働を目標とし、年間5万台規模の電気自動車(EV)と内燃機関車を生産する。

 サウジアラビアはこれまでの石油中心の産業構造を製造業や水素エネルギーなどに多角化するため、国家発展プロジェクト「ビジョン2030」を推進している。

 着工式に出席した現代自動車の張在勲(チャン・ジェフン)副会長は「HMMMEがサウジの『ビジョン2030』に応じ、モビリティー技術開発力を備えた現地人材の育成にも寄与できることを願う」と述べた。

 現代自動車は、PIFと共に同社の製造技術と現地の人材・インフラを結び、HMMMEを現地モビリティー産業の成長をリードする中核拠点とする計画だ。 


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