「水曜集会」に参加した慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん=14日、ソウル(聯合ニュース)
「水曜集会」に参加した慰安婦被害者の李容洙(イ・ヨンス)さん=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の韓国人慰安婦被害者、李容洙(イ・ヨンス)さんは14日、市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」がソウルの日本大使館付近で開いた定例の「水曜集会」に参加し、6月3日投開票の韓国大統領選後に発足する新政権に対して慰安婦問題の解決に積極的に乗り出すよう訴えた。

 1992年1月8日に始まった水曜集会は、この日で1700回の節目を迎えた。

 李さんは、「次の大統領になる方は最初に慰安婦問題を解決するよう切にお願いする」と述べ、日本政府に賠償を求めた訴訟で慰安婦被害者が勝訴したにもかかわらず日本側は反応を示さず、韓国政府からも放置されていると強調した。

 正義連の李娜栄(イ・ナヨン)理事長は「新政権は(慰安婦問題を巡る)2015年の韓日合意を直ちに破棄し、日本政府に対する(賠償責任などを認めた)韓国裁判所の判決に従うよう促すべきだ」とし、「国会も日本軍慰安婦被害者保護法を速やかに改正し、存命の被害者が2次加害に苦しまないようにしなければならない」と述べた。

 この日の集会では、11日に死去した慰安婦被害者の李玉善(イ・オクソン)さんの追悼行事も行われた。


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