最近、李候補の遊説会場では支持者らが李候補を保護するとして青い風船と手鏡を持参する様子が見られた。李候補に対する暗殺の脅威が高まっているため、支持者らが狙撃手の照準を狂わせるため風船を持参しているという。
遊説現場には手鏡を持って周囲の建物の方向に向ける支持者の姿も確認された。手鏡で光を反射させ周囲の建物にいるかもしれない暗殺犯の照準を妨害しようという趣旨だ。これと関連し、選挙対策委員会の関係者は、「支持者らが自発的に準備してきたもの」と説明した。
民主党は今月3日、「李候補に対する襲撃を謀議しているという情報提供が相次いでいる」と明らかにした。これにより、李候補は現場での対人接触を減らし、12日にクァンファムン(光化門)で開かれた大統領選挙出陣式では選挙運動ジャンパーの中に防弾服を着用した。
李候補が昨年1月にプサン(釜山)で首を切られる襲撃を受けた経験がある上に、ユン・ソギョル(尹錫悦)元大統領の戒厳宣布と罷免により実施される大統領選挙であるだけに、李候補の身辺に関する党と支持層の懸念が増幅している。
民主党は今月10日にキム・ミンソク常任共同選対委員長を団長とする李候補テロ対応タスクフォース(TF、特別チーム)を稼働した。国家情報院出身のパク・ソンウォン議員は、「李候補は防刃服から防弾服に変え、防弾も防刃も可能な服も準備した」と明らかにした。
民主党は政府側に李候補の警護強化を要請する一方、テロに関する情報提供を多角的に分析し、警護強化対策を講じている。
李候補の遊説演壇に密接した場所は人が集まらないよう規制しており、李候補は握手や抱擁など直接的な接触はしない方針だと伝えられた。
チェ・ユンホ元大統領警護処次長はヨイド(汝矣島)党舎で開かれた選対委の国防安保懸案点検会議で、「大統領警護法に基づき警護処が保有する高性能な警護装備を投入し密度のある警護をする必要がある」と主張した。
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