李在明、共に民主党大統領選候補
李在明、共に民主党大統領選候補
6月3日の大統領選挙まで3週間ほどを残す中、‘政権交代’を支持する中道層の割合が60%に迫ったという世論調査結果が11日に出た。反面、‘政権延長’に同意する中道層は30%台に止まったと調査された。中道層は自身の性向を‘進歩’や‘保守’に挙げる人々に比べて浮動層比率が高く、民心の重要変数に挙げられる。

リアルメーターが7日から9日までの3日間、全国18歳以上の有権者1508人を対象に‘次期大統領選挙執権勢力選好度’を調査した結果、‘政権交代’を望むという応答は55.8%と集計された。‘政権延長’と答えた比率は39.2%だった。

特に中道層の‘政権交代’の意見比率は、すべての理念性向を合わせた全体回答者よりさらに強いことが分かった。

自身の理念性向を‘中道’と答えた回答者の中で‘政権交代’を支持するという比率は59.9%と集計された。逆に‘政権延長’がなされなければならないと答えた中道層は33.2%に止まった。

政権交代論の回答者の特性を見ると、中道層は先週の58.4%から59.9%へと1.5%上昇したことが分かった。一方、政権延長論を支持する中道層は同じ期間、34.9%から33.2%へと1.7%ポイント下落した。

これは、国民の力(与党)が候補一本化をめぐって激しい内紛に包まれると、中道層の民心離れが現れたものと分析される。調査期間後の10日にも、国民の力はハン・ドクス(韓悳洙)候補で、未明に奇襲候補の交代を試みたが、党員の過半数の反対で否決される状況まで起きた。このため、キム・ムンス(金文洙)候補を最終大統領選候補として登録したが、大統領選まで残った短い選挙運動期間に有権者の票心を揺さぶることができるのかという疑問符が付いた。

政党支持率を見ても、共に民主党を支持する中道層はさらに増え、国民の力を支持する中道層は抜けたものと集計された。今回の調査で、共に民主党を支持する中道層は47.3%と、直前調査(46.1%)より1.2%上昇した。自身の支持政党を国民の力と回答した中道層は30.7%と同期間に3.3%、さらに減少した。

大統領選挙の3者仮想対決で、中道層は全体支持層よりも(旧)野党陣営候補を支持する性向を見せたりもした。‘イ・ジェミョン(李在明)、金文洙、イ・ジュンソク(李俊錫)’の3者対決構図で、李在明候補は52.1%、金文洙候補が31.1%、李俊錫候補が6.3%と集計されたが、中道層内では李在明候補が54.9%、金文洙候補が24.3%をそれぞれ記録した。

中央選挙管理委員会はこの日までに大統領選候補登録の手続きを終える。12日からは公式選挙運動が開始され、共に民主党と国民の力、改革新党など、各党と候補の熾烈な遊説戦が繰り広げられる見通しだ。

なお、今回の調査は無線(100%)自動応答方式を通じて行われた。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 83