記者会見を行う韓悳洙氏=11日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見を行う韓悳洙氏=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(6月3日投開票)を巡り、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の与党だった保守政党「国民の力」の党員投票で公認候補交代案が否決されたことを受け、韓悳洙(ハン・ドクス)前首相は11日、ソウル市内の選挙事務所で記者会見を開き、「大統領選への出馬を前後して私に送ってくださった応援と叱責を重く受け止める」とし、「全てを謙虚に受け入れ、承服する」と表明した。

 今月2日に大統領選への出馬を表明した韓氏は、国民の力の公認候補、金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官と保守系候補一本化を模索していた。国民の力は両氏の候補一本化を巡る交渉が決裂したことを受け、10日に党公認候補を選び直す手続きに入り、金氏から韓氏への公認候補交代を目指して候補交代案を党員投票にかけたが否決した。

 韓氏は「金候補と支持者の方々が大統領選で勝利することを祈願する」とし、できる限りの支援を行うと考えを示した。

 また「1人の平凡な市民に戻る」とした上で「私が下した全ての決定に対する責任は私にある」と述べた。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40