尹錫悦前大統領
尹錫悦前大統領
祖国革新党は9日「ユン・ソギョル(尹錫悦)前大統領の次の裁判である12日の公判で尹前大統領を必ず再拘束しなければならない」と促した。

祖国革新党の尹錫悦、キム・ゴンヒ(金建希)共同政権清算特別委員会(以下、特委)はこの日、国会で記者会見を開き「証拠隠滅の恐れがあり、重刑を宣告する可能性がある場合に法院は被告人を再び拘束することができる」とこのように主張した。

特委は「内乱罪は刑法が定めた最も重大な犯罪であるだけでなく、尹錫悦は共犯であるキム・ヨンヒョン(金龍顯)前国防部長官などに事実と異なる供述をするよう圧迫するなど、証拠隠滅を試みた経緯がある。内乱首謀者の尹錫悦が拘束されないまま社会を闊歩(かっぽ)し、自身の犯罪を正当化する詭弁(きべん)を吐き出している」と主張した。

また「内乱国務会議に出席した人物(ハン・ドクス(韓悳洙)前国務総理)が次期大統領選候補に出る現実、その背後に尹錫悦の影が見えているという不安感が高まっている。再拘束だけが崩れた司法府の信頼を回復する唯一の道だ」と強調した。

尹前大統領は当初、内乱首謀者の容疑で拘束起訴されたが、事件の審理を担当しているソウル中央地裁刑事合意25部は3月7日、尹前大統領の拘束を取り消した。当時の拘束期間を‘日数’で計算するこれまでの慣例とは異なり、‘時間’で計算して拘束を取り消したことで物議を醸した。拘束取り消し後、ソウル市ハンナムドン(漢南洞)の官邸に戻った尹前大統領は罷免後、現在はソウル市ソチョ(瑞草)区アクロビスタの私邸に留まっている。
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