大韓航空は9日に取締役会を開き、ウェストジェットの持分10%を買収することを決議したと公示した。買収金額は2億2000万ドル(約320億円)だ。具体的には、ウェストジェットの自社株持分11.01%を取得するが、これはウェストジェットの持分10%に相当する。
また、デルタ航空もウェストジェットの15%(3億3000万ドル、約480億円)を買収し、このうち2.3%はエールフランス-KLMに売却・譲渡する権利を持つ。
大韓航空は「カナダをはじめ、北米ネットワークの拡大に向けた戦略的パートナーシップを構築するため、今回の投資に踏み切った」と説明した。特に、中南米の市場に幅広いネットワークを保有しているという強みがある。
大韓航空はウェストジェットとの共同運航を通じて、韓国とカナダをはじめ、北米間の航空路線網をよりきめ細かく結びつける計画だ。カナダは世界で2番目に広い面積を保有しており、航空交通への依存度が高い。また、昨年基準で330億ドル(約5兆円)規模の世界7位水準の航空市場を備えた場所だ。
大韓航空は今回の買収を通じて、ウェストジェットとの共同運航を増やし、カナダ内の主要都市へのアクセスを高めて、北米と中南米市場の拡大を図る計画だ。また、中南米の新規目的地の発掘にも乗り出す。
現在、大韓航空はアシアナ航空との買収・合併作業も順次進行し、今後グローバル航空市場内の多様な戦略的パートナーシップを通じて、顧客の便宜性増大とネットワークの拡大を積極的に推進する予定だ。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99