保守一本化巡る党大会開催の差し止め求める仮処分　地裁が棄却＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル南部地裁は９日、保守系政党「国民の力」の大統領選（６月３日投開票）公認候補の金文洙（キム・ムンス）前雇用労働部長官が申し立てた同党の公認候補としての地位確認などを求める仮処分申請を棄却した。また党大会の開催の差し止めを求める仮処分申請も棄却した。

　これに先立ち、国民の力の執行部は金氏と無所属の韓悳洙（ハン・ドクス）前首相の一本化を念頭に党大会を１０日または１１日に召集すると発表していた。

　金氏側は党大会の開催について、公認候補を変更するためのものと反発。８日に候補の地位確認を求める仮処分を申し立てた。これとは別に金氏の支持者らは党大会の開催差し止めを求める仮処分を申請していた。

　仮処分申請が棄却されたことで、国民の力は党大会の開催が可能になった。