公約を発表する金文洙氏=9日、ソウル(聯合ニュース)
公約を発表する金文洙氏=9日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(6月3日投開票)で保守系政党「国民の力」公認候補の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官は9日、ソウル市内の選挙事務所で北朝鮮核抑止力に関する公約を発表し、原子力潜水艦の開発と核潜在力の強化によって核の脅威に対抗するとの考えを示した。

 金氏は「われわれは決して北を核保有国として認めることはできない」とし、「韓米同盟を強化し、核抑止力をさらに高められるあらゆる措置を講じる」と述べた。

 また韓米相互防衛条約に「核攻撃保護条項」を加え、現行の「韓国型3軸体系」を強化して先制的抑止力を確保するとし、大量反撃報復体系を強化するために弾道ミサイルなどの報復手段を十分に確保すると説明した。 

 さらに、韓米原子力協定を改定し、原子力の平和的用途の範囲内において日本に準ずる水準でウラン濃縮・プルトニウム再処理の技術を確保すると主張した。

 金氏は「北の核に対する強い抑止力がない平和は偽の平和」とし、「米国との信頼関係を基に強い韓国、国民が安心する韓国、国際社会が信頼する韓国をつくる」と強調した。


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