両氏は午後4時30分ごろから約1時間、国会で会談した。会談の様子は最初から最後まで公開された。
両氏は会談で一本化の時期を巡り、立場の違いを改めて確認した。
大統領選候補者の登録が締め切られる11日までに一本化を終えることを求める韓氏に対し、金氏は11日以降を主張した。
韓氏は、一本化は国民の要望であり、党が一本化の方式を決めればすべて受け入れるとするこれまでの立場を強調し、金氏が一本化を遅らせるのは一本化を望んでいないためと感じるなどと指摘した。また韓氏は金氏が4月19日から5月6日までの18日間に「韓氏と一本化する」と22回発言したとし、9日までに決着をつけようと呼び掛けた。
金氏は自身が一本化しないと言ったことは一度もなく、一本化の対象は韓氏であるとしたうえで、大統領選への出馬を決めたのであれば、国民の力に入党し、党内の予備選に参加するべきだったのではないかと指摘した。
これに対し韓氏は、「一本化がうまくいけば、直ちに国民の力に入党する」とし、「当時、大統領権限代行として米国の関税政策など国政懸案に対応しなければならず、党内予備選に参加できなかった」と説明した。
金氏は韓氏の態度は一本化のための協議ではなく、党の公認を譲れというものとも批判した。これに対し韓氏は「私は国民と党員に対して、こうするのが正しいという決定をしていく」と述べた。
国民の力の執行部が党内予備選の結果を置き去りにし、韓氏を後押しするのはなぜかと金氏が問うと、韓氏は自身が党の執行部と協議したことがなく、国民の力の議員からの電話にも出ないとし、金氏の発言が事実であれば、党に害を与える行為だと指摘した。
金氏は「わが党は非常に誤った道を進んでいる」などとし、党執行部を繰り返し批判した。
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