韓悳洙氏(左)と金文洙氏(資料写真)=(聯合ニュース)
韓悳洙氏(左)と金文洙氏(資料写真)=(聯合ニュース)
◇大統領選 保守系候補一本化巡り「国民の力」執行部と候補が異例の衝突

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の与党だった「国民の力」の大統領選(6月3日投開票)候補の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官と党執行部が8日、無所属の韓悳洙(ハン・ドクス)前首相との保守系候補一本化を巡り衝突した。金氏は党執行部に対し、候補一本化という美名の下、正当な大統領候補である私を引きずり下ろそうとする行為から手を引くべきだ」と述べ、14日にテレビ討論、15~16日に世論調査を実施することを提案した。執行部側が示した8日にテレビ討論会、9日に世論調査実施というロードマップを拒否したもので、大統領選の候補登録締め切りとなる11日までの一本化を目指す執行部と韓氏は強く反発している。

◇ソウルなど22地域のバス労組 交渉決裂なら28日に一斉スト

 全国自動車労働組合連盟はソウルで全国代表者会議を開き、5月12日から15日間労使交渉を行い、決裂した場合、ソウル市、釜山市、仁川市、京畿道など22地域の傘下の市バス労組が28日の始発から一斉にストライキを行うことを決めた。ソウル市バスの労使は通常賃金の改定問題などを巡って賃金・団体協約の締結を推進してきたが、合意に至っていない。

◇次期大統領選候補の支持率 李在明氏が43%

 世論調査会社4社が発表した合同調査結果によると、次期大統領にふさわしい人物として最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表が43%の支持を集めた。前週から1ポイント上昇した。無所属の韓悳洙前首相は10ポイント上昇の23%、国民の力候補の金文洙前雇用労働部長官は12%だった。調査はエムブレインパブリック、ケイスタットリサーチ、コリアリサーチ、韓国リサーチの4社が5~7日に全国の18歳以上の1000人を対象に実施した。李在明氏、韓悳洙氏、野党「改革新党」の李俊錫(イ・ジュンソク)国会議員による三つどもえの戦いとなった場合にどの候補を選ぶかを問う調査では李在明氏44%、韓氏34%、李俊錫氏6%で、韓氏の代わりに金文洙氏が入った場合、李在明氏43%、金文洙氏29%、李俊錫氏7%だった。

◇北朝鮮が弾道ミサイル数発を発射 最大800キロ飛行

 軍合同参謀本部によると、北朝鮮は8日午前8時10分から同9時20分にかけ東部の江原道・元山付近から東の東海に向けて短距離弾道ミサイルを数発発射した。飛距離は最大約800キロで、海上に落下した。韓米情報当局は北朝鮮のミサイル発射準備の動きを事前に捉え、発射時に即時に探知して追跡した。韓国当局は米国や日本とも関連情報を緊密に共有し、ミサイルについて分析しているという。北朝鮮の弾道ミサイル発射は3月10日以来2カ月ぶり。

◇あす全国で雨 済州島や南海岸は豪雨に

 気象庁は朝鮮半島付近近に北から入り込んでくる冷たい空気と南から流れ込む暖かい空気がぶつかりあうことで低気圧が接近し、9日未明から忠清南道、全羅道、慶尚南道、済州島などで雨が降りはじめ、午前中には全国に拡大すると発表した。また高温多湿な南風にさらされる済州島と南側海岸地域では雨脚が強まり、済州で9日朝から、南海岸では午後から豪雨になると予想した。


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