韓国大統領選の保守系候補一本化　前首相側「１１日以前に」と譲らず

【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選（６月３日投開票）への立候補を表明した無所属・韓悳洙（ハン・ドクス）前首相の陣営の報道官を務める李貞鉉（イ・ジョンヒョン）元国会議員は８日の記者会見で、保守系候補の一本化を巡り、保守系政党「国民の力」公認候補の金文洙（キム・ムンス）前雇用労働部長官が１週間の選挙運動後の世論調査実施を提案したことを受け、「１１日以前の一本化に向け渾身（こんしん）の努力を注ぐ」とし、「１１日以前の一本化実現の提案を強く確認する」と述べた。

　金氏は同日、緊急記者会見を行い、韓氏との候補一本化について、今後１週間各自が選挙運動を行い、来週水曜日（１４日）にテレビ討論、木曜日と金曜日に世論調査を行った上で一本化することを提案した。

　一方、韓氏は大統領選の候補者登録が締め切られる１１日までに結論を出さなければならないとの考えを示していた。両氏は前日、一本化を巡り協議したが物別れに終わった。

　李氏は金氏側に対し「１１日について明確に話した。１１日以前の一本化が協議のテーブルに上がることを願う」と強調した。

　また「選挙の日程に合わせて最善を尽くさなければならない」とし、「討論の準備ができていないのか。世論調査で勝つ自信がないのか。来週行うことを今はできないという理由は一体何なのか」と指摘した。