記者会見を行う金氏=8日、ソウル(聯合ニュース)
記者会見を行う金氏=8日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(6月3日投開票)の保守系政党「国民の力」公認候補の金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官は8日、緊急記者会見を行い、無所属の韓悳洙(ハン・ドクス)前首相との保守系候補一本化について、国民の力の執行部から韓氏との一本化に応じるよう圧力をかけられていると主張し、「こうした強圧的な一本化は何の感動もない」とし、正当な大統領候補を引きずり下ろそうとする行為を中止するよう執行部に求めた。そのうえで今後1週間各自が選挙運動を行い、来週水曜日(14日)にテレビ討論、木曜日と金曜日に世論調査を行った上で一本化することを提案した。

 党執行部と韓氏側は大統領選の候補登録締め切りとなる11日までに一本化を行うべきと主張しているが、金氏はこれを一蹴したことになる。

 会見で金氏は「いま進められている一本化は強制的な候補交代であり、金文洙を引きずり下ろそうとする作業であるため、法的紛争に発展する可能性がある」と強調した。

 この日午後から予定されている金氏と韓氏による討論会についても、候補の同意を得ずに党が一方的に決めたもので出席しない意向を示した。


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