「度を越えた」…米バーガーキング誇大広告、集団訴訟
「度を越えた」…米バーガーキング誇大広告、集団訴訟
バーガーキングがアメリカで誇大広告をめぐって裁判にかけられることになった。

 連邦裁判所は、バーガーキングの広告が実際よりパティを大きく見せるなど、誇大広告にあたると認め、バーガーキング側の訴訟棄却の申し立てを退けた。

 7日(現地時間)、NBCなど現地メディアは、フロリダ連邦地方裁判所が2022年に提起されたバーガーキングに対する誇大広告の集団訴訟について、原告側の主張に理由があるとして審理を進める決定を下したと報じた。

 これに先立ち、アメリカ13州から集まった19人の消費者たちは、バーガーキングが看板メニューのワッパーチーズバーガーを宣伝する際、「実際より35%大きく見えるようにパティを演出し、具材も多く入っているように表現した」として訴訟を起こした。

 彼らは、バーガーキングに虚偽広告で得た利益の返還と、メニューの販売中止を求めている。訴訟には、消費者たちが実際のハンバーガーと広告のハンバーガーを並べて撮影した写真が証拠として提出された。

 また、「合理的な消費者はメニュー写真の目的が料理を美味しそうに見せることだと理解しており、広告撮影時に具材を見えやすく前方に配置するのはフロリダを含むどの地域でも消費者を欺く行為には当たらない」とも述べられた。

 しかし、ロイ・オルトマン判事は「原告が提起した問題を見ると、誇張やデフォルメの域を超えている」として、バーガーキング側の申し立てを棄却し、審理の継続を命じた。

 裁判所の決定後、バーガーキングは「原告側の主張は事実無根だ」とし、「広告に登場するグリルで焼かれたビーフパティは、全米で提供される何百万個ものバーガーに使用されているものと同一だ」と改めて強調した。

 同様の訴訟は他のファストフードチェーン「マクドナルド」や「ウェンディーズ」に対しても提起されたが、これらの訴訟は昨年9月にすべて棄却されている。
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