両氏はソウル市内の飲食店で午後6時ごろから約1時間15分ほど、二人だけの会合を持った。
会合後、韓氏側の報道官は「特に合意した内容はない」と伝えた。韓氏は会合で、一本化について国民の力が方針を決めればそれに応じ、結果にも従うと伝えたと説明したという。
韓氏は金氏との会合前に開いた記者会見で、「一本化の手順は国民の力が決めればよい。いかなる条件もなく応じる。これが私の原則」と強調。金氏にも同じことを伝えたとみられる。
一方金氏は報道陣に対し、「私なりに考えている一本化のプランについて申し上げた」と説明。会合で韓氏は「党の言う通りにする」と繰り返し述べたという。
そのうえで、「意味のある進展はなかった。残念に思う」と述べた。また韓氏が会合前の記者会見で話したことがすべてと強調したため、対話にならなかったと伝えた。
金氏は、韓氏が会合前の会見で「一本化が実現しなければ大統領選の候補者登録を行わない」と述べたことに関して、「(韓氏が)11日までに進展がなければ登録しないと言った」と伝えた。
金氏が「11日を過ぎたら自動的に一本化されるのか」と問うと、韓氏は「そうだ」と応じ、無所属で出馬する考えはないと話したという。
金氏は「候補者として登録するつもりのない人を誰が担ぎ出したのか。非常に残念だ」と党執行部に対する批判とも取れる発言をした。
金氏によると、韓氏は次回の会合について「会う必要があるだろうか」と述べたという。韓氏側報道官も「もう一度会おうという話は、きょうはなかったようだ」と伝えた。
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