ソウル外信記者クラブで記者会見を行う韓悳洙(ハン・ドクス)前首相=7日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル外信記者クラブで記者会見を行う韓悳洙(ハン・ドクス)前首相=7日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選(6月3日投開票)への立候補を表明した韓悳洙(ハン・ドクス)前首相は7日、ソウル外信記者クラブで行った記者会見で、「国民の力」の大統領選候補である金文洙(キム・ムンス)前雇用労働部長官との保守系候補一本化について、「一本化は国民の命令」として、「うまくいくと思う。必ずそうならなければならないと信じている」と強調した。また、「一本化に関しては国民の力にすべてを一任した」と述べた。

 韓氏と金氏はこの日午後に会合を開き、候補の一本化問題について議論する予定だ。

 韓氏は「韓国の経済と社会が政治に足を引っ張られることがこれ以上あってはならない」として、「改憲して政治を変えてこそ経済も回復する」と主張。「今の韓国政治は政治というより暴力に近い。勝つためには手段や方法を選ばない」とし、「無分別なフェイクニュースや陰謀論が幅を利かせている。相手に対する寛容はなくなって久しい」と指摘した。そのうえで、「韓国社会で政治はもはや危機克服の中心ではなく、危機発生の震源地になった」と批判した。

 また、「政治が完全に変わらなければ、国民が立ち上げた韓国がこのまま崩壊するかもしれないという危機感から出馬を決意した」とし、「必ず改憲を成功させて経済と社会を救い、改憲に成功したらすぐに退任する」と述べた。


Copyright 2025YONHAPNEWS. All rights reserved. 40