テレビの中には様々な“お母さん”が登場する。
いつも娘の心配しながら生活するハンジャ(キム・ヘジャ『母さんに角が生えた』)がいるかと思えば、少女のような感性で家族を疲れさせるウナ(チャン・ミヒ『母さんに角が生えた』)もいる。

韓国ドラマ「母さんに角が生えた」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想

一般的に言う“伝統的な母親像”は、自分を犠牲にして子供と夫のために人生を捧げる母親を意味する。MBCドラマ『エデンの東』のチュヒ(イ・ミスク)とKBSドラマ『お母さんに角が生えた』のハンジャが代表的だ。

チュヒとハンジャは自分よりも家族を第一に考え、人生を送っている。2人はそれなりに伝統的な母親像に反旗をあげるという事実も似ている。チュヒは痛む心をひた隠して、息子ドンチョル(ソン・スンホン)の存在を否定しようとする。

ハンジャは1年間、自分のための時間を持つと言って“家出”を宣言した。しかし結局は、家族が心配で居ても立っても居られないと、家族を優先にする母としての“人生の意味”を再確認するのであった。

反面、ウナとMBドラマ『揺れるな』のヒジョン(オ・ミヒ)が見せる母の姿は異なり、2人は“金持ちの奥様”という共通点がある。息子をスカートの中へ包み、夫へ甘える素振りを見せるのも似ている。
相対的に貧乏な家で育った女性たちに優越感を抱き、気高く振る舞う姿は、金持ち奥様のイメージを極大化させる。

チュニとハンジャ、ウナとヒジョンは作品の中で、明らかなキャラクターの備えを見せている。彼女たちはドラマの面白さを倍増させてくれるが、特定階層のイメージを固着させるともいえる。

MBCドラマ局の関係者は「4人は名前からも“田舎臭さ”と“洗練感”を区別させ“お金持ちの奥様=無愛想で自分中心”というイメージを植え付けるかもしれない。しかし結局は、短い時間にキャラクターの正確をはっきりと認識させるための方法なのだ。放送関係者も注意すべき部分だが、ドラマをドラマだけで理解する視聴者の慧眼も必要だ」と語った。

Copyrights(C)sportshankook & etimes Syndicate & wowkorea.jp 0