CFTCは5日(現地時間)、コロンビア巡回区控訴裁判所に控訴を自発的に撤回するための同意なし(無反対)申請書を提出した。これは、カルシとの合意が成立したことを示唆している。
当該申請書が裁判所で承認された場合、カルシーの政治イベント契約上場を阻止できないという下級審の判決に対して、CFTCが提起した上訴は終結する。これにより、カルシは政治的なイベント、つまり選挙に関する賭けをユーザーに提供することが可能になる可能性がある。
カルシは共同提出した文書で、「もし裁判所がCFTCの申請を受け入れた場合、法定費用と弁護士費用を含むすべての費用を自費で負担する」と述べている。また、この申請が提出された翌日の6日、Xの投稿で「選挙予測市場は今や定位置についた」と述べ、事実上の勝利を宣言した。
カルシは2023年、CFTCが政治的事件契約の提供停止を命じると、これに反発して訴訟を提起した。下級審はカルシの訴えを認めたが、CFTCは2024年9月に控訴した。
今回の控訴取り下げの動きは、米政権交代後に行われたという点でも注目される。本事件はほとんど米国大統領選挙前に行われ、ドナルド・トランプ大統領によって任命されたキャロライン・ファム(Caroline Pham)CFTC暫定委員長が選出された後、本格的に方向性が変わった。
バイデン前大統領が任命したサマー・マーシンガー(Summer Mersinger)CFTCコミッショナーも今年2月、カルシの立場に同調し、「選挙予測市場はもはや定着した」と言及したことがある。
Copyright(C) BlockchainToday wowkorea.jp 118