国連安保理=(聯合ニュースTV)
国連安保理=(聯合ニュースTV)
【ニューヨーク聯合ニュース】国連安全保障理事会は7日午後(現地時間)に会合を開き、北朝鮮を巡る問題について議論する。

 会合は韓国や米国、デンマーク、フランス、パナマ、スロベニア、英国の7カ国が招集を要請した。

 会合では安保理による対北朝鮮決議の履行状況を監視する専門家パネルの活動終了から1年が過ぎたことを受け、決議の履行状況を確認し、対策を話し合うとみられる。

 安保理常任理事国のロシアは昨年4月、専門家パネルの任期延長を求める決議案に拒否権を行使した。韓国や欧米諸国はロシアが拒否権を行使したのは北朝鮮との軍事協力を隠すためだったと批判してきた。

 専門家パネルの活動終了後、北朝鮮とロシアは「包括的戦略パートナーシップ条約」を結び軍事協力の基盤を設け、ウクライナに侵攻するロシアへの北朝鮮兵の派遣につながった。

 北朝鮮がロシアに兵器を供与し、兵士を派遣したことは国際社会に対する重大な安全保障上の脅威であり、北朝鮮との軍事協力を禁じた安保理決議に違反する行為というのが韓国政府の一貫した立場だ。ロシアは北朝鮮兵の派遣は包括的戦略パートナーシップ条約に基づくもので、国際法を順守していると主張している。

 一方、韓国や米国、日本など11カ国は専門家パネルを代替する「多国籍制裁モニタリングチーム」を昨年10月に発足させた。近く最初の報告書を公表する予定だ。


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