クォン・ヨンセ(権寧世)非常対策委員長は同日午後の議員総会で、「共に民主党は最高裁長官の弾劾を主張し、世論の強い反発を受け一旦は撤回したかに見えたが、今度は李氏の判決を大統領選後に先送りするよう圧力をかけている」と指摘。「司法府までも李氏の意のままに操ろうとしている」と非難した。
さらに同委員長は「このような勢力が政権を掌握すれば、国家の行く末は想像するだに恐ろしい。李氏のための、李氏による、李氏の独裁国家が完成するだろう」と警鐘を鳴らし、「今回の選挙は、わが国民とこの国の命運を左右する重要な局面だ。故に、大義に志を同じくするすべての者が結束すべき時である」と強調した。
クォン・ソンドン(権性東)院内代表も、「共に民主党は最高裁長官の弾劾を一旦保留としたが、これは弾劾を断念したのではなく、テロリストさながらの脅迫という人質劇に転換したに過ぎない」と批判。「その真の狙いは、まず李氏の裁判を大統領選後に引き延ばすことにある」との見方を示した。
権院内代表は、「もし李氏に100万ウォン以上の罰金刑が確定した場合、実際に最高裁長官を弾劾し、最高裁が第三審の判決期日を決定できないよう阻止する意図がある」と指摘。「われわれは一致団結し、李氏とその一派による国家権力掌握の企てを阻止し、不当な議会クーデターを画策する勢力を必ず韓国政界から排除しなければならない」と強く訴えた。
シン・ドンウク(申東旭)首席報道官も同日論評を発表し、「いかに弁明を重ねようとも、国民から見れば李氏は既に前科4犯を超え、前科5犯が確定した『有罪判決を受けた者(ユジェミョン)』であるという事実は決して揺るがない」と断言。「罪を犯さずに生きる善良な国民は、司法府を非難する理由などない」と述べた。
同報道官は、李氏が最高裁の判決結果について「一時的なハプニング」と発言したことに対し、「李候補の厚顔無恥な態度には、国民の怒りがさらに募っている」と批判。「非理性的な暴走を続ければ続けるほど、李候補の罪は国民の心に深く刻み込まれることを、共に民主党は肝に銘じるべきだ」と強く警告した。
ソ・ジヨン(徐知英)院内報道官も論評で、「共に民主党による最高裁長官への弾劾圧力は、『李在明の国』においては、三権分立は存在しないという宣言に等しく、今回の選挙を『李在明防御選挙』と化すものだ」と指摘した。
同報道官は、「共に民主党が立法府の力で司法府に介入するのは、李氏の無罪を信じているからではない。党内から噴出するであろう候補者交代という常識的な要求を封じ込めるための『口封じ』という姑息な手段に過ぎない」と厳しく非難した。
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