日中韓が共同宣言「”保護主義”による経済の分節を懸念」「”自由貿易”を支持」
日中韓が共同宣言「”保護主義”による経済の分節を懸念」「”自由貿易”を支持」
日中韓とASEAN(東南アジア諸国連合)10か国は保護貿易主義への懸念を示し「WTO(世界貿易機関)中心の自由貿易体制を支持する」と宣言した。

また「急な外部からの衝撃が生じる場合、ドルだけでなく円や人民元でも資金を支援できるようにする」ことに合意した。

韓国銀行によると、イ・チャンヨン(李昌ヨン)韓国銀行総裁は4日(現地時間)、イタリアのミラノで開催された日中韓財務相・中央銀行総裁会議およびASEAN+3財務相・中央銀行総裁会議に出席し、先のような内容に共感した。

加盟国たちは今回の会議で「保護貿易主義の高まりによる経済の分節化、グローバル金融環境の悪化、主要交易国の成長鈍化など、高い不確実性がある」と懸念した。

このことから加盟国たちは「WTO中心の自由貿易体制を支持し、国際機関による関連政策勧告の役割を求める一方、域内当局間のマクロ経済政策対話および金融協力をより強化する」ことに合意した。

これは、米中がドナルド・トランプ米大統領による関税賦課以降、双方の報復合戦が続いていることから出たものとみられる。

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