1日、シン・ピョン弁護士は自身のフェイスブックに「烙印と名分」というタイトルの文章を掲載した。
シン弁護士は「最高裁は1日、共に民主党の李候補が過去に行った公職選挙法第250条に規定された虚偽事実公表罪に該当する発言の大部分が虚偽であると判示し、原審の無罪判決を破棄してこの事件をソウル高等裁判所に差し戻した」と話を切り出した。
先立って1日、最高裁は李候補の公職選挙法違反疑惑事件の上告審で有罪判断を下した。李候補はやはり公職選挙法上の虚偽事実公表疑惑が問題になった5年前の最高裁で2審の有罪判決が無罪だとして破棄されたが、今回は反対に大統領選挙を約1か月後に控えて2審の無罪判決が有罪だとして破棄された。
これについてシン弁護士は「この最高裁の判決が当面の大統領選挙に支障を与えるわけではなくても、このことが持つ意味は非常に深い」と述べ、「誤った判決で公認された2審判決が正常に宣告されたとすれば、李候補は大統領選挙に出られなかったという烙印を押されてしまうため」と説明している。
さらに「これまでは野党が『内乱罪への追い込み』に成功した結果、与党候補は『内乱』の烙印を消すことができなかった。たとえ学界で12月3日の非常戒厳令の発布は内乱には当たらなかったと主張しても、これまでに作られた内乱の悪いイメージはあまりにも強固だった」として、それが保守陣営の支持率が下がった理由だと診断した。
シン弁護士は「大統領選挙は見通しが暗いと思われたが、この判決で厚い雲を突き抜けて小さな光が漏れる空間を発見した。まだどちらの烙印効果が大きいかを断定することはできないが、少なくとも大統領選挙で同じ地位を持つことができるようになった」と主張した。
同時に政治の世界では「名分」が最も重要だとし、「劣勢を覆(くつがえ)す力は『名分』から出てくる」と付け加えた。
最後にシン弁護士は「今の韓国社会はそのほとんどを進歩陣営が掌握している。大統領選挙後、この状況がさらに悪化する可能性に直面している。しかし、その可能性を逆転させる希望に光が見える」と述べ、「李候補が大きな烙印を押され、名分に大きな傷を受けた今、大統領選挙は再度やってみる価値がある局面に突入した」と強調した。
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