趙兌烈長官=(聯合ニュース)
趙兌烈長官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は28日、国会予算決算特別委員会の補正予算案総合政策質疑で、中国が黄海の韓中暫定措置水域(PMZ)に無断で設置した構造物に関連し「比例的措置」を検討しているかとの質問に対し「その可能性を念頭に置いて実効的代案を検討するというのが政府の立場だ」とした上で、海洋科学調査基地の設置など比例的措置での対応を検討していると答えた。

 韓国も構造物を設置してこそ比例的措置になるのではないかとの質問には「経済的妥当性など考慮すべき要素がある」とし、総合的に検討を進めていると答えた。

 具体的な推進計画については「先週開かれた韓中海洋協力対話でやり取りした内容とそれに基づく中国の対応措置を見極めながら検討する」と説明した。

 中国は無断で設置した構造物を「養殖施設」と主張しており、問題はないとの立場を貫いている。


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