今月18日、SNSに「済州島で中国人がタバコを吸っている。あり得ない話だ」という書き込みとともに、済州市内バスで撮影された映像が投稿された。
映像には、バスに座りながら窓の外に火のついたタバコを出している女性の後ろ姿が映っている。女性からタバコの煙が立ち上る様子も確認できる。
ある男性乗客は「どこでタバコ吸っているのか。今バスの中だぞ」、「どこからタバコの臭いがするかと思ったが、今の時代にあり得ない。降ろしてほしい」と抗議した。
この間、中国語で話しているような女性の声も聞こえた。
バス運転士が近づき「ここでタバコはダメです」と注意したときには、すでにその女性乗客は吸っていたタバコの吸い殻を捨て、窓を閉めた後だった。問題の乗客は運転士の言葉にうなずく様子も見せた。
済州警察庁によると、済州で外国人による軽犯罪処罰法違反の事例は、2021年に2件、2022年〜2023年には0件だった。
しかし、済州を訪れる外国人観光客が増え、昨年から警察が外国人による軽犯罪や公共マナー違反の取り締まりを強化した結果、昨年一年間だけで無断横断や軽犯罪などの違反事例が2600件を超えた。
済州警察は、昨年中国人の子どもが路上で排泄する映像が拡散し問題となったことを受け、公共マナーに関する特別取り締まりに乗り出し、ことしも主要観光地を中心に取り締まりを続けている。
警察がことし1月から3月までに行った公共マナー違反の取り締まり結果では、摘発された10人のうち8人が外国人だった。違反の大半は無断横断だった。
道路交通法上、横断歩道で信号無視をした場合には3万ウォン(約3000円)、無断横断をした場合には2万ウォン(約2000円)の罰金が外国人にも同様に課される。
軽犯罪処罰法では、刃物携帯には8万ウォン(約8000円)、路上排泄・ゴミ投棄・酔って騒ぐ行為などには5万ウォン(約5000円)、タバコの吸い殻投棄・唾やガムを吐き捨てるなどの行為には3万ウォンの罰金が、内国人・外国人を問わず同様に課される。
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