「国内最大・最多・ナンバーワン」?…ウェディング博覧会の虚偽広告、是正へ=韓国
「国内最大・最多・ナンバーワン」?…ウェディング博覧会の虚偽広告、是正へ=韓国
韓国で「国内最大」「最多」「1位」など、ウェディング業界に蔓延するウェディング博覧会の虚偽広告を是正するため、公正取引委員会(公取委)が動き出した。

 16日、公取委によると、市場監視局は最近、「アイニウェディングネットワークス」「ウェディングクラウド」「ウェディングブック」の不当な広告行為に対して警告措置を行った。

 今回の処分は、少子高齢社会委員会(少高委)が打ち出した「少子化傾向を反転させるための対策」の一環として実施された。少高委は昨年7月、緊急対策会議を開き、結婚を控えたカップルのために「スタジオ・ドレス・メイクアップ」制度の改善を約束。それを受けて公取委は同年8月、大手ウェディング業者の利用規約の点検および不公正条項の是正に向けた職権調査を行った。

 調査の結果、業界では虚偽・誇大広告が蔓延している実態が明らかになった。アイニウェディングネットワークスは自社のウェディング博覧会を宣伝するため、自社ホームページやSNSに、「国内最大・最多・1位」「15,000人が来場」「過去3年間の累計来場者数10万人」「平均来場者1万人」「KODIT(韓国信用保証基金)による最高評価」など、客観的な根拠のない表現を使用していた。

 同様に、ウェディングクラウドも自社サイト、ブログ、SNSなどで「最大・最高・国内唯一」など排他的な表現を広告に使用。ウェディングブックも、自社モバイルアプリ画面で「国内最多の提携業者数」「全国最多のハネムーン提携社数」などと記載していた。

 公取委は、これらの行為が「表示・広告の公正化に関する法律」に違反していると判断。最大規模であるか、最多の提携業者を持っているかなどの表現は合理的な基準に基づいて確認されるべきだが、明確な根拠なしに使われていたという。

 公取委は業者に対し、これらの表現について説明を求めたが、業者側は説明できなかった。その結果、業者らは問題となった表現を自主的に修正し、公取委は警告処分を下した。

 公取委の関係者は「今回の措置は、職権調査の一環として順次進めているものであり、まずは主要な大手業者に対して是正措置を取った」とし、「今後、結婚を控えたカップルが結婚準備代行業者を選ぶ際、不当な広告に惑わされないよう助けとなることを期待している」と語った。
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