簡単な手続きで機内インターネット利用、SKTが機内Wi-Fiサービスを開始＝韓国

通信大手のSKテレコム（SKT）は固定回線通信サービスを提供するSKテルリンクと共に、「T機内Wi-Fi自動ローミング」サービスを開始した。

同サービスでは航空機に搭乗前、加入を済ませるだけで別途の認証手続きなしに自動で機内Wi-Fiに接続できる。

これに先立ちSKTは2024年7月、韓国の通信会社としては初めて「T機内Wi-Fi」の提供を開始した。航空会社のウェブサイトを経ずSKTのローミングサービスサイト「Tローミング」もしくは空港内のSKT店舗「Tローミングセンター」で手続きをするだけでサービス利用が可能だ。

今回開始したサービスは搭乗前、TローミングもしくはTローミングセンターで、同サービスの利用が可能な航空機かを確認後、加入手続きを済ませるだけで利用できる。

同サービスでは国際的な自動認証技術「パスポイント」を適用している。同社によると、同技術を航空サービスに適用するのは世界でも初めてだという。SKTとSKテルリンクは、同技術に顧客認証技術やパナソニックの衛星通信サービスを合わせ、自動認証システムを航空領域まで拡大した。

現時点で同サービスは大韓航空の一部航空便でのみ利用可能だが、今後は韓国の主要な航空会社でも利用できるよう対応する機体を拡大していく計画だ。