少女像が設置されたのは同国西部、ケルン市にある博物館「ナチス記録センター」の前と、中部の州立大学、カッセル大学近くの教会前の2カ所。
ケルン市の少女像は博物館で開かれる展示会の一環として設置されたもので、6月1日まで展示される。
関係者らは2年前から少女像を含む展示会を準備してきた。昨年12月には日本の京都市と姉妹都市提携を締結しているケルン市の市長が少女像の設置に反対して危機を迎えたが、市民団体や地元の政治家が強く反発したことで、予定通り推進することとなった。
ケルン市から約170キロの距離にあるカッセルに設置された少女像はカッセル大から2年前に撤去されたものだ。同少女像は同大学の学生らが2022年7月にキャンパス内に設置したが、日本側の要請を受けた大学側が翌年の3月に撤去した。
少女像は約2年間、同大学の倉庫に保管されていたが、今回、カッセル大近くの教会前に設置された。
同国内で少女像の設置に力を入れてきた市民団体、コリア協議会のハン・ジョンファ代表は「二つの少女像が倉庫に保管されていたが、きょう光をみることになりうれしい。3カ月だけではなく、永遠に留まってほしい」と感想を述べた。
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