<オリンピックが終わった秋の対決>

ソン・スンホン の最新ニュースまとめ

中年層のためのドラマといえば『エデンの東』『風の国』
20~30代といえば『恋愛結婚』『花より男子』
ファミリードラマといえば『総合病院2』『彼らの住む世界』『ベートーベンウィルス』

オリンピックが幕を閉じた。一度興味を覚えたテレビを生活の中から切り離すことは容易ではない。“脚本のないドラマ”を応援していた視聴者を“脚本のあるドラマ”へ向けるときが来たのだ。
下半期は時代劇、専門職ドラマ、トレンディードラマなど多様なジャンルが準備されており、視聴者の興味を引くのに必死だ。

<時代劇 for 中年層>

中年層は視聴率を稼ぐのには重要な層となる。VODやケーブルチャンネルでの再放送を知っている20~30代へ“本放送”の視聴を期待するのは難しいからだ。
これまで、時代劇ドラマMBC『イサン-正祖大王』KBS『大王世宗』SBS『王と私』などと、年齢層の話を複合的に扱ったSBS『糟糠の妻クラブ』『幸せです』KBS『母さんに角が生えた』が高い人気を得たが、この結果が立証している。

また下半期は、期待の時代劇が待ち構えている。25日にはMBC『エデンの東』(脚本ナ・ヨンスク、演出キム・ジンマン)が放送を開始した。『エデンの東』は1960年代から現代を背景にして、同じ日同じ時刻に生まれた2人の男の複雑に絡みあった運命と復讐を描いたドラマだ。
韓流スターのソン・スンホン、ヨン・ジョンフンに加えてハン・ジヘ、パク・ヘジンなど若手スターも参加しており、より一層強いキャラクターを作り出している。これによって20~30代の視聴者をも獲得しようとしていることが分析できる。

KBS『風の国』(脚本チェ・ワンギュ、演出カン・イルス)と『風の花園』(脚本イ・ウンヨン、演出チャン・テユ)は両者とも“活字”をテレビ進出させたものだ。どちらも元々は漫画と小説を原作にしたもので、今回ドラマデビューが決定した。ソン・イルグクとパク・シニャン、ムン・グニョンなどトップスターの復帰作として、より一層注目を集めている。
チェ・シラの復帰作であるKBS時代劇『千秋太后』(脚本ソン・ヨンモク、演出シン・チャンソク)も下半期の期待作品として名を連ねている。

<専門職ドラマ for 知識人>

昨年から火が点いた専門職ドラマの人気は、今年に入っても続いている。専門職ドラマは現代を背景にしている点でも時代劇とは異なっており、かすかな愛の話から切り離して、専門職の間で起こる話を取り上げている。この点でトレンディードラマとの差別化が実現した。

MBC『白い巨塔』『ニューハート』SBS『外科医ポン・ダルヒ』など医学ドラマの成功がMBC『スポットライト』KBS『太陽の女』SBS『オンエア』などのドラマを生み出し、下半期に扱われる専門職ドラマの幅はますます広がりを見せる。

MBC『総合病院2』(脚本チェ・ワンギュ、演出ノ・ドチョル)とKBS『彼らがすむ世界』(脚本ノ・ヒギョン、演出ピョ・ミンス)はそれぞれ医学ドラマと放送ドラマの系譜を引き継いでいる。『総合病院2』は14年前に放送された『総合病院』の続編であり『彼らが住む世界』はソン・ヘギョ、ヒョンビンの復帰作というだけでも重みが感じられる。

オーケストラの話を描いたMBC『ベートーベンウィルス』(脚本ホン・ジャラム、演出イ・ジェギュ)は専門職ドラマの延長として作り上げ、KBS『ファッション王』とSBS『スタイル』は共にファッションを題材にして専門職ドラマのカラーを受け継いでいる。

<トレンドドラマ for 2030>

自分自身の話ほどおもしろいものはない。
これは、ほんわかとして幼稚だが、トレンドドラマに終わりがなく愛され続けている理由だ。結果がわかっていても、結果に行き着くまでの過程を楽しむために“熱い”若者たちはテレビの前に座る。まるで、慣れてはいるが“快感”を味わうため、再びジェットコースターへ乗るように。

『エデンの東』と真っ向勝負する『恋愛結婚』(脚本イン・ウナ、演出キム・ヒョンソク)は再婚専門のカップルマネージャーと離婚専門弁護士という正反対のキャラクターが巻き起こす話を描いた典型的はトレンディードラマだ。キム・ミニのワンマンショーが『恋愛結婚』の重要な鍵となっている。

そしてKBS『花より男子』とSBS『アスカの恋人』がその後を引き継ぐ。“イケメン”たちの共演が見所の『花より男子』は、日本を背景にして異国的なラブストーリーを描き『アスカの恋人』はトレンディードラマの人気を再び起こすという覚悟で、現在撮影準備に入っている。

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