【ソウル25日聯合】国が乳幼児の障害を早期に発見し、特殊教育支援センターなどと連係するシステムが構築される。また、小中高校で実施する学業成就度の評価に障害のある生徒も同等に参与し、実力評価を受けられるようになる。教育科学技術部は25日、こうした内容をまとめた第3次特殊教育発展5カ年計画を発表した。2012年までに総額7兆7000億ウォン(約7906億円)の予算が投じられる。
 この計画は、保健福祉家族部、特殊教育支援センター、医療機関など関連機関と協力し、障害のある子どもを早期に見つけ治療し正常な学校生活と卒業後の安定した生活を保障することに焦点を当てた。障害児の早期発見システムを構築し、保育園や幼稚園で随時に識別検査を行う計画だ。

100% の最新ニュースまとめ

 現在、識別検査は教育科学技術部が実施する3年ごとの実態調査だけで、障害児の早期発見は家族にかかっているのが実情だ。同部は今後、保健医療院が行う満6歳未満および乳幼児対象の健康診断とも連係し障害児の早期発見に努めるほか、特殊教育支援センターとの協力で障害のある子どもが適切な治療を受けられるよう環境を整えるとした。

 また、障害のある生徒が国家基準の学業成就度評価、各学校の中間・期末テストなどを一般の生徒と同等に受けられるよう、2011年ごろから学力評価制度と評価調整制度を導入する方針だ。障害のある生徒がきちんと試験を受けられるよう、大学修学能力試験(センター試験に相当)と同様に障害児用の点字や拡大試験用紙などをそろえたり、試験時間を延長するといった措置を制度化したものだ。

 あわせて教師の特殊教育への理解を高めるため、一般学校の統合クラス担任教師の特殊教育研修履修率を、現在の15%から2012年までに100%に引き上げる。一般学校の特殊クラスも同期間に5753クラスから7253クラスに増やすとした。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0