DNA検査は黄教授が患者対応型ES細胞を作ったかどうかを確認するためのもので、幹細胞とテラトーマ組織、体細胞患者のDNAが一致すれば黄教授の主張が説得力を持つ。委員会の関係者は、「幹細胞など3種の組織が確保され次第、3つの機関にそれぞれ依頼し結果を比較することにした。22日中に依頼できるだろう」と話している。ただ、DNA検査は数時間でできるが、体細胞提供者のDNAと解凍された幹細胞、テラトーマなどを比較分析するには時間がかかるため、中間発表が予定されている23日にDNA検査の結果を公開するのは難しい見通し。
委員会は前日までにミズメディ病院の盧聖一(ノ・ソンイル)理事長、ソウル大学産婦人科の文信容(ムン・シンヨン)教授、関連疑惑を初めて報道したMBC「PD手帳」のハン・ハクスプロデューサーらに対する1次調査をほぼ完了している。
中間調査結果は、23日午前11時からソウル大学で発表される。これまで調査した主な内容が報告されると言われており、黄教授の論文操作や幹細胞が存在するのかなどについてもある程度明らかになる見込み。一方、ES細胞の真偽論争の中心人物として注目を集めているキム・ソンジョン研究員は、結局帰国しないことが分かった。
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