業界が12日に明らかにしたところによると、LGディスプレーは液晶パネルの供給過剰による市況悪化に備えるため、海外のテレビメーカーとの戦略的提携を積極的に進めている。来年の第1四半期中に新規第8世代ラインでテレビ用液晶パネルを大量生産する計画で、事前に大型の需要先を確保するためだ。
こうした提携の一環として、LGディスプレーは顧客企業でもある台湾のテレビメーカー、瑞軒科技(アムトラン)と50対50で出資しOEM(相手先ブランドによる受託生産)専門のテレビ製造工場を設立することで合意し、最終契約を控えているという。合弁会社は中国・蘇州に建てられ、LGディスプレーの投資金額は1000億ウォン(約106億2300万円)未満と伝えられた。
アムトランは、価格競争力を武器に北米市場で旋風を巻き起こしている米フラットテレビメーカー、ビジオの製品生産を専門に請け負っている。このため新たに設立される合弁会社は、LGディスプレーから液晶パネルの供給を受けテレビを生産した後、相当量をビジオに供給するものとみられる。
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