【咸安4日聯合】パキスタン北部にある世界第2の高峰K2(8611メートル)で行方不明になっていた韓国人3人が、いずれも死亡したことが確認された。慶南山岳連盟のチョ・ヒョンギュ会長が4日に聯合ニュースの電話取材に対し、K2遠征登山隊を率いたキム・ジェス遠征総隊長と辛うじて衛星電話で通話し、死亡の知らせを聞いたと明らかにした。
 K2遠征登山隊に所属するファン・ドンジン登山隊長、パク・ギョンヒョ隊員、キム・ヒョンギョン隊員の3人は、1日にK2頂上を征服した後、下山途中に8200メートルの地点で行方が分からなくなっていた。キム遠征総隊長をはじめとする山岳連盟所属隊員らが事故地点で遭難者の捜索を進めるなか、米国系の登山者が亡くなった遭難者らの遺体を確認し、写真も撮影したという。

 チョ会長は、現地で捜索を進めていた隊員らの食糧が尽き、ともに救助に当たっていた現地人が事故で亡くなるなど、現地の状況は非常に悪いと話した。ただ捜索に出た隊員らはすべてベースキャンプに戻って安全だとしている。険しい山地のため、遺体の回収も難しい状況だという。

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