握手を交わす両外相=23日、シンガポール(聯合)
握手を交わす両外相=23日、シンガポール(聯合)
【シンガポール23日聯合】外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官とライス米国務長官が23日にシンガポールで会談し、ブッシュ米大統領の訪韓準備や北朝鮮核問題、南北関係などについて意見を交わした。
 両外相は、ブッシュ大統領の訪韓時に開かれる3回目の韓米首脳会談が、両国間の信頼と協力を高め韓米関係の未来志向的な発展の基盤を固めるものと期待を示した。

 北朝鮮核問題と関連しては、10~12日に中国・北京で開かれた6カ国協議首席代表会合の結果を評価するとともに、北朝鮮の核申告内容の検証履行計画を早期に整えるための対策を話し合った。また、非核化第3段階(核廃棄)措置の迅速な履行に向けても意見を交わしている。

 双方は、シンガポールで同日午後に開かれる非公式の6カ国協議外相会合を歓迎し、今後は公式の会合も行い6カ国協議の進展に向けた政治的推進力を作っていくべきとの見方で一致した。

 あわせて、北朝鮮・金剛山での韓国人観光客射殺事件について、韓国の真相調査団派遣に向けた米国の支援策も協議したとされる。

 一方、柳長官は同日午後にはロシアのラブロフ外相と会談し、李明博(イ・ミョンバク)大統領のロシア訪問や北朝鮮核問題をはじめとする朝鮮半島情勢、極東シベリアの開発協力などを話し合った。

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