【シンガポール22日聯合】6カ国協議で米国首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は22日、北朝鮮・金剛山の韓国人観光客射殺事件に対し、「50歳を超えた女性観光客の射殺は到底理解できない」との反応を示した。政府当局者が伝えた。
 ヒル次官補は同日、6カ国協議韓国首席代表の金塾(キム・スク)朝鮮半島平和交渉本部長とシンガポールのホテルで首席代表会合を行い、金剛山での事件について金本部長から説明を受けた。ヒル次官補は、「北朝鮮はこの問題の調査に協力し、早期に韓国との対話に応じるべきだ」と述べたという。

 また、独島問題についても質問したヒル次官補に対し、金本部長は事態の経緯と背景、韓国政府の立場を詳細に説明した。ヒル次官補は金剛山の事件や独島問題などが6カ国協議進展に悪影響を及ぼしてはならないと懸念を示し、金本部長もこれに同意したという。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0