政府との共同対応方針を明らかにする韓国銀行=7日、ソウル(聯合)
政府との共同対応方針を明らかにする韓国銀行=7日、ソウル(聯合)
【ソウル7日聯合】政府と韓国銀行は7日、外国為替市場を安定させるべきとの認識で共有し、今後、市場が過度に不均衡と判断される場合には必要な措置を強く取っていく方針を固めた。
 企画財政部の崔鍾球(チェ・ジョング)国際金融局長は同日の会見で、「これまで公式には話さなかったが、外貨準備金でドル売り介入を行ってきた。この先も必要な場合には外貨準備金の動員は避けられない」と述べた。政府のドル準備高は世界5、6位水準となっており、一部からは多すぎて無駄との指摘が出ているほどで、市場安定には十分な規模だとした。ただ、準備高が多いからといって無条件に用いるという意味ではなく、対外信用度を守るために適正水準を維持する必要性があることはよく分かっていると付け加えた。今回、為替相場安定対策を再度明らかにするのも、現時点で物価安定が重要なため、これに沿って為替政策を運用するという方針を示すものだと説明している。

チェ・ジョン の最新ニュースまとめ

 韓国銀行の安炳讃(アン・ビョンチャン)国際局長もこれとは別に会見している。政府が最近何度か為替相場安定措置を取ったものの安定速度は遅いとした上で、「韓国銀行と共同で行えば強力な効果を出せるだろう」と、共同で対応する方針を示した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0